メニューへ 本文へ
Go Top

社会

脱出指示は1分半後  アシアナ機事故

Write: 2013-07-11 15:11:56Update: 2013-07-12 11:20:40

脱出指示は1分半後  アシアナ機事故

アシアナ航空の旅客機が7日、サンフランシスコ国際空港で着陸に失敗して炎上し、2人が死亡し180人を超えるけが人が出た事故で、機長は事故直後、乗客を着席させたままでいるよう客室乗務員に指示していたことがわかりました。
事故の原因を調べているNTSB=アメリカ運輸安全委員会は、事故機に乗っていた客室乗務員12人のうち6人の聞き取り調査を行い、10日にその結果を発表しました。
それによりますと、事故直後に客室乗務員が乗客の避難を開始するかどうか確認したところ、機長は管制塔に緊急事態を連絡するために、乗客の避難誘導を始めないよう指示したということです。
このため乗客の脱出避難が始まったのは、客室乗務員が機体から出火していると報告した直後で、機体が完全に停止してからおよそ1分半たっていました。
アメリカ運輸安全委員会は、「事故機の機長が何を考えていたのかは不明だが、操縦室からは機体外側の炎が見えなかった可能性がある」と話しています。
しかし炎が確認されてからは、避難は迅速に行われ、事故から2分後には緊急車両が現場に到着し、3分後には消火作業が始まったということです。
また事故で大きく壊れた機体後部の尾翼部分にいて、事故の衝撃で弾き飛ばされた客室乗務員は、これまでに伝えられていた2人ではなく3人で、病院で治療を受けているため、まだ事情聴取ができていないということです。
アメリカ運輸安全委員会は、着陸1時間半前から着陸するまでの操縦室の音声録音装置を分析しているほか、パイロットと管制塔とのやり取りなどの録音記録も分析しています。
事情聴取を受けたアシアナ航空の客室乗務員6人は、11日午後、韓国に向かって出発しました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >