タービンのトラブルで今月5日から運転を止めていた慶尚北道蔚珍(ウルジン)郡のハンウル原発5号機が、11日午後から運転を再開し、この夏の電力需給改善に寄与することになりました。
原子力安全委員会が11日、明らかにしたところによりますと、今年5月に蔚珍(ウルジン)原発からハンウル原発に名前が変わった、ハンウル原発の5号機、出力100万キロワットは、5日、運転員の操作ミスでタービン発電機に取り付けられている復水器の真空状態を維持できなくなったため、タービンが止まり、発電を停止していましたが、設備を復旧させ、11日午後3時半から運転を再開したということです。
これで韓国の原発23基のうち、運転しているのは15基となりました。
運転が停止している8基のうち、3基は、部品の試験成績書の偽造が発覚したため、現在、制御ケーブルの交換作業が行われています。
ハンウル5号機の出力状態が100%に到達するまでには、30時間から40時間がかかりますが、これによって来週からは電力需給がやや改善することが期待されています。