北韓が今月末に平壌(ピョンヤン)で行う予定の軍事パレードは、過去最大規模になる見通しです。
韓国政府筋が12日、明らかにしたところによりますと、現在、平壌郊外の美林(ミリム)飛行場で行われている軍事パレードの練習には、地上軍のほぼすべての装備が集められていて、装備や参加部隊の規模からすると、過去最大になるとみられるということです。
美林飛行場には、毎日、1万人以上の部隊が動員され、練習に臨んでいるということです。
この消息筋は、移動式発射台に搭載された弾道ミサイルの「スカッド」、「ノドン」、「ムスダン」なども目撃されていて、長距離弾道ミサイルの「KN08」が最後に登場する可能性もあると話しています。
北韓の朝鮮労働党中央委員会は、韓国戦争休戦協定成立60周年を祝う行事として、この軍事パレードとともに、大規模な花火大会などの行事も明らかにしています。
韓国軍当局は、北韓が休戦協定締結日である7月27日に軍事パレードを行い、核弾頭を搭載できる新型ミサイルを公開する可能性があるものとみて注目しています。