北韓の経済は、去年1.3%の成長率になったという見方を、韓国銀行が示しました。
韓国銀行によりますと、去年の北韓の経済成長率を推定したところ、製造業は軽工業、重化学工業ともに成長し、農林漁業も好調で、全体として1.3%の経済成長率になったものとみられるということです。
北韓経済は、2009年と2010年はマイナスの成長率でしたが、2011年にプラスに転じて0.8%の成長率となりました。
韓国銀行は、北韓の国民総所得は、去年は33兆5000億ウォンと、韓国の38分の1に過ぎず、1人あたり国民総所得は137万1000ウォンと、韓国の19分の1に相当すると推定しています。
また韓国との貿易を除いた、北韓の貿易規模は、去年は68億1000万ドルで、おととしに比べて4億5000万ドル増えたものとみられます。
南北間貿易の規模は、おととしより15%多い19億7000万ドルでしたが、開城工業団地を通じた取り引きが全体の99.5%を占めました。