北韓では、このところ集中豪雨が続いていて、被害が広がっているもようです。
国際赤十字連盟が19日、明らかにしたところによりますと、ここ数日、続いている
大雨で、北韓のほぼ全域で被害が広がっているということです。
なかでも西部の黄海北道(ファンヘブクド)兎山郡(トサングン)が、最も被害が大きく、国際赤十字連盟は、この地域の被害の規模や必要な支援を把握するため、先週13日に現地に緊急調査団を派遣しており、これまでに90世帯に浸水被害が出ていることが確認されたということです。
また北韓の朝鮮赤十字会は、被災者にテントを張るための防水シートや布団などを提供しており、国連児童基金も、被害の拡大に備えて被災者10万人を支援できる救援物資を北韓各地に持ち込んでいるということです。
北韓の朝鮮中央通信が12日と17日に報じたところによりますと、集中豪雨によって7人が死亡または行方不明となっていて、全国各地で住宅300棟が被害を受けているということです。
北韓では、19日から20日にかけて激しい雨が降る見込みで、被害がさらに広がるものとみられています。