交通死亡事故を減らすため、2015年からすべての道路、すべての座席でシートベルトの着用が義務づけられることになりました。
政府は19日、国家政策調整会議を開き、交通事故による死者を減らすための総合対策をまとめました。
それによりますと、これまでは、高速道路など自動車専用道路に限って全席でのシートベルト着用が義務づけられていましたが、2015年からは、国道、地方道、農漁村道路などすべての道路でも、シートベルト着用が義務づけられることになりました。
また日中の走行時に車両を見えやすくする前向きの灯火器、デイタイムランニングランプの装着を義務づけるほか、交通違反を取り締まるための無人取締機を大幅に増やします。
さらに事故の危険性が高い道路210か所に、3150億ウォンを投じて改修を進めます。
これらの対策によって、交通事故による死者の数を2017年までに、いまより30%減らすことを目指しています。
韓国の自動車1万台あたりの年間交通事故死者数は2.34人で、OECD=経済協力開発機構に加盟している32か国の平均の2倍に上っています。