韓国戦争中に北韓で戦死したアメリカ海軍の最初の黒人操縦士、ブラウン氏の遺骨送還を北韓が積極的に支援する考えを示し、今月中にも関係者とアメリカの取材陣が大挙北韓を訪問することになりました。
アメリカの日刊紙「ボストン・グローブ」が19日、伝えたところによりますと、韓国戦争当時の1950年12月、北韓の咸鏡南道(ハムギョンナムド)の長津(チャンジン)湖付近上空で、アメリカ海軍のF4Uコルセア戦闘機が中共軍によって撃墜されました。撃墜された機の操縦士は、アメリカ海軍では初めての黒人操縦士、ジェッシー・ブラウン少尉で、当時、無線通信を聞いた同僚のトマス・ハードナー中尉が命がけで現場に駆けつけたものの救助できませんでした。
当時のことを忘れられなかったハードーナー氏は、韓国戦争が終わって60年となることし、同僚の遺骨を収拾するため、北韓を訪れることになりました。
北韓も情報提供に積極的な姿勢を示しており、アメリカのCNNやAP通信、ワシントンポストなど、主なメディアの取材陣も同行するものとみられます。
この遺骨収集は、アメリカとの対話に積極的に乗り出している北韓にとっては、よいチャンスとみられ、北韓政府の高官のメッセージをアメリカ側に伝える可能性もあって関心が寄せられています。