キューバの兵器を密かに運搬していた北韓の貨物船が中米パナマでだ捕された事件で、貨物船のコンテナから北韓の主力戦闘機となっている旧ソ連製の「MIG-21」が新たに見つかり、北韓が戦闘機の部品を調達するために購入したものではないかとの見方が出ています。
これは、パナマ政府が現地時間の21日、明らかにしたものです。
北韓の兵器に詳しい専門家によりますと、北韓の戦闘機は現在、半数以上がこの「MIG-21」を改造したもので、古い機種であるだけに部品の調達が難しく、今回見つかった戦闘機から同じ部品を取り外して使用するために購入したものではないかと指摘しています。
これに対して、キューバ政府は、この船に積み込まれていた兵器は北韓に修理を依頼して輸送していたもので、北韓に供与したものではないと強調していますが、この主張が虚偽の場合には、キューバにも国際社会の制裁が課せられることになります。