韓国戦争の休戦協定が締結された7月27日を前に、北韓のメディアは、北韓が「戦勝節」として祝うさまざまな関連行事を積極的に紹介しています。
このうち、北韓労働党の機関紙、労働新聞は、人民軍総合軍楽隊が「戦勝節行進曲」などを演奏しながら平壌市内をパレードしたほか、22日にはこれまでになく大規模な「アリラン祭」が始まったと伝えました。
また、27日には、金正恩第1書記が出席する祝賀行事や大規模な閲兵式・軍事パレードが行われ、祝賀行事には、中国の李源潮国家副主席ら各国の祝賀使節が出席する予定で、在日本朝鮮人総連合会の代表団はすでに平壌に到着しているということです。
協定締結60年の節目となる今年は、イギリスのBBC、フランスのAFP、日本の共同通信などのメディアが取材チームを派遣する予定だということです。
閲兵式に金正恩第1書記が出席することを前もって予告するのは異例で、 韓国政府の関係者は、27日前後に北韓が特異な行動を起こす可能性もあり、北韓の動きを注視する必要があるとしています。