韓国軍の芸能兵士8人が服務中にマッサージ店に出入りしていた問題で、国防部は25日、歌手出身芸能兵士のセブンやサンチュなど7人を「営倉懲戒」とし、残り1人については謹慎処分とすることを決めました。
この問題は、韓国の民放が先月25日に放送した番組で、芸能兵士と呼ばれる国防部の広報支援隊員の実態をとりあげ、歌手出身のセブンやサンチュなど8人が、慰問公演を終えたあと、私服で夜遅くまで飲酒し、使用が禁止されている携帯電話を使用したり、マッサージ店に行ったりする様子が放送されて波紋を広げていたものです。
この問題に対して、国防部は、芸能兵士の服務実態について特別監査を行い、25日に開いた懲戒委員会で芸能兵士8人の処分を決めたものです。
それによりますと、セブンとサンチュについては、誠実義務に違反して勤務地を離脱したとして、営倉懲戒10日、ほかの5人を服従義務違反として営倉懲戒5日、残り1人を謹慎10日の処分とするとしています。
今回の問題で、国防部では、すでに管理担当者5人を懲戒処分にしているほか、芸能兵士制度そのものを廃止することを決めていて、芸能兵士全員を別の部隊に再配置するとしています。