韓国戦争の休戦協定締結日の27日、北韓がアメリカとの戦争に勝った「戦勝節」として、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記や中国の李源潮国家副主席が見守る中、平壌(ピョンヤン)の金日成広場で大規模な軍事パレードが行なわれ、朝鮮中央テレビなどが生中継で伝えました。
戦勝節を祝う軍事パレードは27日午前10時から始まり、人民服姿で出席した金正恩第1書記は中国の李源潮国家副主席と並んで立ち、北韓と中国との緊密ぶりをアピールするようにパレードを見守りました。
軍事パレードには、装甲車やヘリコプター、戦闘機などが参加したほか、短距離ミサイルの「スカッド」、中距離ミサイルの「ノドン」や、「ムスダン」に加えて、大陸間弾道ミサイルの「KN-08」が披露されました。
また、パレードでは、崔竜海(チェ・リョンヘ)総政治局長が演説し、「戦争を戦う精神があれば、戦争が再び起きても怖いものはない。最後の勝利を実現しなければならい」と強調し、北韓の軍事力を世界にアピールしました。
ところで、北韓の「戦勝節」の記念行事に参加するため、日本からは維新の会のアントニオ・猪木議員をはじめ、およそ100人が北韓を訪れたということです。