潜水艦の保有数では北韓に劣る韓国海軍は、1800トン級潜水艦の訓練のもようを初めて公開し、今後、保有数を拡充するなどの配備計画を明らかにしました。
訓練の様子を公開したのは、安重根号と名づけられた潜水艦で、長さ65メートル、幅6メートルあまりで、最高速力は水中で20ノット、乗組員は40人あまりです。
水深数百メートルまで潜水でき、浮上しないまま2週間に渡って海中で作戦を遂行できるということです。
潜水艦の保有数については、北韓が小型潜水艇まであわせて70隻余りなのに対して、韓国海軍は現在12隻で、現在3隻ある1800トン級潜水艦を9隻に増やすほか、2020年までに3000トン級潜水艦9隻を実戦配備するということです。
潜水艦を使った北韓による軍事挑発は、1996年に北韓の特殊潜水艦が韓国の江原道江陵市の海岸で、韓国内に潜入した工作員を帰還させようとして座礁するなど、1980年代以降7件発生しています。