ユニセフ、国連児童基金が進めている北韓の乳幼児などを対象にした支援事業について、韓国政府は2年ぶりに参加して支援することになりました。
これは、統一部が6日発表したもので、北韓の乳幼児や妊産婦の栄養状態を改善するためのユニセフの事業に対して、韓国政府として、ワクチンなどの医薬品265万ドル相当、栄養剤や食品300万ドル相当など、合わせて604万ドル相当、およそ5億9000万円を支援するということです。
韓国政府は1996年からユニセフを通じて北韓に対する人道支援を続け、これまでにおよそ2700万ドル相当、およそ26億円を支援していて、今回の支援は2011年以来2年ぶりで、朴槿恵政権が発足してからは初めてです。
韓国政府は先月28日、開城工業団地の正常化に向けた「最後の協議」を提案していますが、その際、ユニセフを通じて北韓に人道支援を行うとの考えを表明していました。