開城工業団地の正常化に向けた7回目の南北実務協議が14日に行なわれることに関連して、北韓は8日、よい成果を期待しているとのメッセージを韓国側に伝えてきました。
これは、政府当局者が8日に明らかにしたもので、北韓が板門店の連絡官を通じて送ってきたメッセージは、「南北が共同で努力し、良い成果を上げることを期待する」と伝えてきているということです。
北韓が韓国側との会談に期待を表明するのは異例のことで、開城団地の正常化に向けて期待を寄せているとの見方が出ています。
7回目となる協議では、団地操業停止の再発防止をめぐって、南北のいずれが保証するかが最大の争点となる見通しで、北韓側に保証を求めてきた韓国側としては、共同で保証すべきだとする北韓側との間で、合理的な結論を出すよう全力を尽くしたいとしています。
北韓は最近、国際社会に対して対話の意向を示す一方で、寧辺(ヨンビョン)の核施設を拡張するなど、経済発展と核開発を同時に進めていて、開城工業団地の正常化に積極的な姿勢は、対話の意向を示すものとの見方も出ています。