日本の市民団体が11日、いわゆる日本軍慰安婦に対する謝罪と賠償を促すための国際シンポジウムを開き、元慰安婦に対する日本政府の謝罪と賠償を行なうよう求めました。
シンポジウムを開いたのは、日本の44の市民団体でつくる「日本軍『慰安婦』問題解決全国行動」で、シンポジウムに参加したフィリピンの元慰安婦は、「14歳のとき、野菜を売るために市場に行き、日本軍に拉致されて慰安所に送られた」と訴えました。
また、この女性は、「韓国の元慰安婦の故金学順さんが1991年に記者会見で慰安婦について証言したことがきっかけになり、1993年にそれまで隠してきた事実を公表した」と語りました。
参加した韓国と日本の市民団体では、元慰安婦の故金学順さんが初めて証言した8月14日を、国連の記念日にするよう求めるキャンペーンについて、韓国や日本に加えて、アメリカ、フィリピン、ドイツなどでも展開していくということです。