深刻な電力不足が続く韓国では、停電を避けるための電力需給状況の管理のための費用が、週明けの12日から14日までの3日間で、120億ウォン、およそ10億5000万円に上る見込みです。
韓国では、猛暑が続く中で、火力発電所2基が故障して電力供給が落ち込み、週明けの12日から深刻な電力不足が懸念されていることから、電力当局では、停電を防ぐための電力需給状況の管理に全力をあげるとともに、企業や公共機関などに厳しい節電対策を求めています。
電力当局によりますと、12日の電力需給状況の管理費は、企業の操業時間の調整に18億ウォン、民間の自家発電機の稼動に14億ウォンなど、合わせて41億ウォン、およそ3600万円が使われたということです。
また、13、14日もほぼ同額の費用がかかる見通しで、12日から14日までの3日間で、120億ウォン、およそ10億5000万円を超えるものとみられています。
こうした費用については、政府が電気料金とともに徴収する「電力産業基盤基金」の一部を当ててまかなうということです。