独立記念日にあたる8月15日の光復節を前に、韓国政府は13日、日本政府に対し、日本軍慰安婦問題の速やかな解決を求めました。
これは、外交部の報道官が13日、定例記者会見で述べたものです。
このなかで、報道官は、元日本軍慰安婦の被害者、イ・ヨンニョさん（87）の葬儀が13日に行われたことについて、「被害者は高齢化しているためもう時間がない。日本政府はこうした現実を直視し、被害者に謝罪し、被害者が納得できる方向で問題を解決するよう努力すべきだ」と述べました。
また、韓国人被爆者の問題について、「日本政府は1965年の韓日請求権協定で個人の請求権の問題は解決済みとしているが、韓国政府は韓国人被爆者などの個人請求権が消滅したとは見ていない。しかし、日本政府は、求める協議に応じていない」と指摘しました。
さらに、日本の政治家による靖国神社参拝について、「靖国神社には侵略戦争の戦犯が合祀されている。靖国神社参拝は侵略戦争を正当化するもので、政治家が参拝するのは問題がある」と述べました。