南北離散家族の再会など、人道的問題について話し合うため、韓国政府は16日、赤十字社実務者による会合を23日に板門店で行うよう北韓に対して提案しました。
これは、統一部の当局者が16日明らかにしたものです。
この提案は、板門店ルートを通じて行なったもので、9月中旬の旧暦のお盆、秋夕(チュソク)前後の南北離散家族再会などについて話し合うため、赤十字社の実務者同士による会合だということです。
北韓が提案を受け入れた場合、会合では、離散家族再会の時期や場所、規模などについて本格的に話し合うほか、北韓に対する人道的支援についても協議する可能性もあるとみられています。
朴槿恵(パク・クネ)大統領は15日の「光復節」68周年記念式典の演説のなかで、「秋夕前後に南北の離散家族が会えるよう、北韓が心を開いてくれることを願う」と言及していました。
統一部によりますと、韓国側で再会を希望する離散家族はおよそ7万3000人、このうち80%が70歳以上になっていて、政府としてはできるだけ多くの人が家族に再会できるようにしたいとしています。