北韓の労働党機関紙、労働新聞が今月4日から、連日のように記事に合わせたカラー写真を掲載するようになり、その背景やねらいに関心が寄せられています。
労働新聞は今月4日から、金正恩第1書記に関連した記事すべてにカラー写真を掲載しているほか、金永南最高人民会議常任委員会委員長が今月初めにイランを訪問した際にも、関連記事にカラー写真を掲載しています。
労働新聞は、これまで金日成主席誕生日などの特別な記事に限ってカラー写真を掲載していて、連日のようにカラー写真を掲載するのは異例のことと受け止められています。
一方、北韓の朝鮮中央テレビは先月20日から平日の放送開始時間を2時間繰り上げ、午後3時から放送を開始しています。
こうした動きについて、東国大学のキムヨンヒョン教授は、「内外に金正恩第1書記の体制が安定していることや経済事情が回復していることを間接的にアピールするねらいがある」と指摘しています。