韓半島有事を想定した韓米両軍の合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」が19日から始まりました。
この「乙支フリーダムガーディアン」は、韓半島有事を想定して、韓米両軍が毎年行っている防御的な合同演習で、今年は韓国軍からおよそ5万人、アメリカ軍からおよそ3万人が参加し、30日まで続けられます。
今年の演習では、延坪島砲撃事件のような局地的な軍事挑発への対応、軍に対するサイバー攻撃への対応、大量殺傷兵器の除去などに重点を置いた訓練が行われます。
北韓は、毎年この演習に強く反発してきていましたが、今年はこれまで批判を控えていて、南北が開城工業団地の再開で合意したほか、離散家族再会に向けた動きも進んでいることなどから、韓国との関係が改善しつつあることに配慮したものとみられています。