赤十字国際委員会のマウラー総裁が20日、北韓の平壌を訪問し、南北離散家族の再会問題や水害復旧のための支援などについて話しものとみられています。
今回の訪問について、赤十字国際委員会の報道官は、「音信不通の離散家族が数千組に及ぶ」と指摘し、「離散家族が定期的に会えるようになればすばらしい」と語り、マウラー総裁は北韓滞在中、離散家族再会など人道問題について話し合うことになるとの見通しを明らかにしました。
また、マウラー総裁は水害復旧のための支援や医療支援などについても話し合うものと見られます。
離散家族再会問題では、23日に南北の実務協議が開催されることになっていますが、離散家族の再会はおよそ3年間実現されないままになっています。
赤十字国際委員会の総裁が北韓を訪問するのは21年ぶりのことです。