韓国南西部の全羅南道(チョンラナムド)にあるハンビッ原発6号機が21日午後、故障で運転を停止し、電力不足に拍車がかかるとの懸念が広がっています。
運転が停止したのは、韓国南西部の全羅南道霊光(ヨングァン)にある、出力100万キロワットのハンビッ原子力発電所6号機で、21日午後2時40分頃、原子炉の冷却水を循環させるポンプに異常が生じ、自動停止したということです。
この停止に伴って、韓国の予備電力は21日午後に続いて22日にも一時350万キロワットを下回り、節電への意識を高めるための電力警報のうち、下から2番目の「関心」が発表されました。
原発を運営する韓国水力原子力は、現在、故障の原因を調査中で、原発を再稼働できるまでには、最低1週間かかる見通しです。
現在、韓国では原発23基のうち、5基が停止中で、ハンビッ6号機が運転停止となったことで、厳しい残暑が続くなか、電力不足への懸念がさらに広がっています。