6か国協議の議長を務める中国の武大偉韓半島問題特別代表が26日、北韓の平壌(ピョンヤン)を訪問したことから、韓国政府としては、北韓の姿勢によっては6か国協議の再開に弾みがつくとして、北韓の今後の出方に注目しています。
6か国協議の再開について、北韓はことし5月以降対話に応じる姿勢を示していますが、核保有国としての地位を求める姿勢には変化は見られず、6か国協議の再開のめどは依然として立っていません。
こうした中で、6か国協議の議長を務める中国の武大偉韓半島問題特別代表が26日、北韓の平壌を訪問したことで、低いレベルでの意見交換との見方もある一方、6か国協議の再開に向けた調整が本格化するとの期待感も出ています。
中国の担当者による北韓訪問は、北韓の3回目の核実験以降初めてで、韓米合同軍事演習が終わる30日以降と予想されていただけに、韓国外交部では、予想より早い中国の動きに、北韓の今後の出方に注目しています。