韓国では、青少年の歴史認識を高める必要があるとの指摘を受けて、日本のセンター試験にあたる大学修学能力試験で、2017年度から改めて韓国史を必須科目に指定することになりました。
これは、教育部が27日に明らかにしたもので、歴史認識をめぐって日本との対立が続く中で、青少年の歴史認識をさらに高める必要があるとの指摘を受けたものです。
大学修学能力試験における韓国史は、1993年度まで必須科目でしたが、その後は受験生の選択権の拡大や、負担軽減などを目的に選択科目となり、高校の教育課程でも入試科目を重視するあまり韓国史の教育が軽視される傾向にありました。
また、大学修学能力試験で韓国史を選択する受験生は、2005年度におよそ28%いましたが、年々減り続け、2013年度では7%まで減っています。