対話に積極的な姿勢を示している北韓は、最近、核問題を話し合う枠組みについて、新たなカードとして3か国または4か国会談に言及していることがわかり、その意図に関心が寄せられています。
ワシントンの外交消息筋によりますと、アメリカを訪問した中国の常万全国防相が19日、ヘーゲル国防長官らと会談した際、北韓のこうした姿勢について伝えたということです。
北韓の核問題については、これまで6か国協議の枠組みで協議が進められてきましたが、6か国協議が始まる以前の1997年から2002年までは、アメリカ、中国、北韓による3か国会談が数回にわたって開かれたほか、2003年4月には韓国も加わった4か国会談が開かれていました。
北韓のこうした動きについて、韓国政府の消息筋は27日、「北韓の言及した3か国、または4か国会談は、6か国協議に変わる枠組みというよりは、多様な形式の対話に応じる用意があることを示すものだ」としたうえで、「6か国協議であれ、違う形式の対話であれ、北韓の真摯な行動が先行しなければならない」と指摘しています。