韓国で、去年、新たに結核にかかった患者は、4万人に上り、10万人あたりの新規患者数としてはOECD=経済開発協力機構の加盟国中、最も高くなっています。
韓国の疾病管理本部が30日にまとめたところによりますと、去年1年間に届出のあった結核患者は4万人で、男女別では男性が2万3000人、女性が1万7000人となっています。
これは、2011年とほぼ同じ水準で、2010年に比べると3000人増え、年代別では、80歳以上が最も多く、65歳以上が全体の32%とほぼ3人に1人を占めています。
また、人口10万人当たりの新規患者数は78.5人となっていて、OECD=経済開発協力機構加盟国では、最も多くなっています。
疾病管理本部は、結核を予防するためには、十分な栄養を取り、過労やストレスを避け、特に2週間以上咳が続く場合は、医者に診てもらうよう呼びかけています。