韓半島有事の際に韓国の重要施設を破壊する計画を立てていたなどとして、 韓国の左派政党の国会議員が内乱陰謀などの疑いで逮捕された事件で、北韓は、逮捕された議員が北韓と関わっているとするのはでっち上げであり、「決して容認できない挑発だ」として強く反発しています。
これは、北韓の祖国平和統一委員会が6日に論評を発表して反発したものです。
この論評は、韓国の左派政党、統合進歩党の李石基（イ・ソッキ）議員が北韓の思想を信奉する秘密組織を作り、有事の際に重要施設を破壊する計画を立てたなどとして、内乱陰謀と国家保安法違反の疑いで5日に逮捕されたのを受けて発表されたものです。
論評では、この事件について、「韓国の傀らい保守たちが、今度の事件をわれわれと関係があるかのように仕立てているのは、われわれの平和に向けた対話努力と、北南関係改善の意思に対する容認できない冒涜であり、挑発行為だ」と述べ、強く反発しています。
また、在日本朝鮮人総連合会の機関紙「朝鮮新報」も6日づけの時論で、
今回の内乱陰謀事件について、「去年暮れの大統領選挙で不法介入した疑惑が浮上し最大の危機状況に置かれている韓国国家情報院によるでっち上げだ」と主張しました。