迅速に打撃できる兵器の開発を進めているアメリカは、全世界の目標物を1時間以内に攻撃できる先端兵器を開発中であることがわかりました。
これはアメリカのカーネギー国際平和財団が今月初めに公表した報告書で明らかにしたものです。
それによりますと、アメリカは2000年から通常の「迅速打撃兵器」の開発を進めていて、大陸間弾道ミサイルに核弾頭に代わる通常の弾頭を搭載して発射し、大気圏から目標物を攻撃するというもので、全世界の目標物を1時間以内に攻撃できるということです。
また、報告書では、北韓やイランの核兵器や弾道ミサイル、中国の衛星攻撃用兵器などが、この迅速打撃兵器を開発する主な理由になっていると指摘しています。
ただ、開発が完了する時期や実戦配置の時期などについては、具体的に決まっていないということです。