フィリピン南部のミンダナオ島で13日、韓国人の男性1人が強盗の銃撃を受けて死亡し、このところ、フィリピンに駐在している韓国人が銃撃などによって死亡する事件が相次いでおり、安全対策が求められています。
フィリピン駐在の韓国大使館によりますと、13日未明にフィリピン南部のミンダナオ島で、アパレル事業を行っている韓国人男性1人が自宅に押し入った強盗から銃撃されて死亡しました。
犯人は部屋の金庫から20万ペソ、およそ500万ウォンを盗んでいて、フィリピン警察は金品を狙った強盗事件とみて捜査しています。
一方、今月9日に野党民主党の議員が外交部の資料を分析したところ、去年、在外韓国人の事件事故がもっとも多く発生した国はフィリピンで、殺人事件が2009年は5件、2010年6件、2011年7件、そして去年は8件と、増え続けていて、韓国人に対する安全対策が求められています。
フィリピンには、韓国人およそ9万人が滞在していて、韓国人の旅行客は年間100万人にのぼっています。