北韓の平壌で開かれている2013年重量挙げアジアクラブ選手権で、韓国の男子選手が優勝し、分断後初めてとなる韓国の国旗掲揚とともに国歌が流れるもようを北韓のテレビが放映しました。
これは、北韓の朝鮮中央テレビが15日に放映したもので、前日の男子85キロ級の競技と授賞式にあわせて、画面で優勝した韓国選手の記録と韓国の国旗を映したあと、韓国の国旗の掲揚とともに国歌が流れるもようを放映しました。
また、12日の開会式では、韓国選手が韓国の国旗を掲げて入場する光景も放映しています。
北韓当局は、この大会で韓国の国旗の使用と国歌の演奏を承認する方針を韓国側に伝えていたもので、北韓で行われたスポーツ大会で、韓国の国旗が掲揚されたり、国家が演奏されたりしたのは初めてです。
北韓は最近、韓国との関係を改善する方針を強調していて、今回の措置はこうした姿勢を反映したものとみられます。