来週25日から6日間、北韓の景勝地、金剛山で行なわれる南北離散家族の再会に参加する予定だった91歳の男性が、20日亡くなり、韓国側の参加者は95人に減りました。
韓国と北韓は先月下旬に開かれた南北赤十字協議で、およそ3年ぶりとなる南北離散家族による対面再会を9月25日から30日までの6日間、北韓の景勝地、金剛山で実施することで合意し、再会に臨む対象者として韓国側96人、北韓側100人の名簿を16日に交換していました。
こうした中6日後の再会を前に、韓国側参加者のひとり91歳のキム・ヨンジュンさんが20日午後、京畿(キョンギ)道の自宅で意識を失って倒れ、亡くなったということです。
北韓・平壌(ピョンヤン)生まれのキム・ヨンジュンさんは、韓国戦争当時、北韓人民軍として参戦し、韓国軍の捕虜となって以来韓国に定住しており、今回の離散家族再会では、北韓に住む姉や弟、そして実の娘に会うことになっていたということです。
キム・ヨンジュンさんが亡くなったことで、離散家族再会に臨む韓国側の参加者は95人に減りました。