南北離散家族の再会が、およそ3年ぶりに来週25日から行われることになっていましたが、北韓は21日、突然「延期する」と発表しました。
北韓の祖国平和統一委員会は21日午前、朝鮮中央通信を通じて声明を発表し、「韓国政府が南北対話を同じ民族の対決として悪用している」と非難し、予定されていた南北離散家族の再会について「対話と協議が行える正常な雰囲気が作られるまで延期する」と発表しました。
祖国平和統一委員会はまた、中断している北韓の景勝地である金剛山の観光事業についても、再開に向けた南北政府間協議を延期すると表明しています。
韓国と北韓は、今月16日に離散家族再会の対象者196人の名簿を交換し、今月25日から30日まで、北韓の金剛山で再会事業を行うことで合意していました。