外国で学ぶ韓国人留学生が去年は減る一方で、中国で学ぶ留学生は去年6万人を超え、この11年間で4倍近くに増えていることがわかりました。
教育部が2日にまとめたところによりますと、外国で学ぶ韓国人留学生は去年23万9000人余りで、前の年より2万3000人余りとほぼ10%減っています。
これを留学先別に見ますと、アメリカが7万3000人余りで最も多く、次いで中国のおよそ6万3000人、カナダのおよそ2万1000人、日本の2万人、オーストラリア1万7000人の順でした。
このうち、中国への留学生は、統計を取り始めた2001年は1万6000人余りでしたが、去年は6万人を超えて、11年で4倍近くに増えています。
また、全体の留学生に占める割り合いは、中国が26%にまで増えて、4人に1人となった一方、アメリカへの留学生はこの11年で8ポイント減って31%になっています。
教育部の関係者は、「貿易量も増え、交流も深まっていることが、自然と中国への留学生の増加につながった。ただ、中国への留学は短期の語学研修が多くを占めている」と説明しています。