OECD=経済協力開発機構が実施した国際成人力調査で、韓国は「数的思考力」と「ITを活用した問題解決能力」が平均より低いことがわかりました。
この国際成人力調査は、OECDが24の加盟国と地域の16歳から65歳までを対象に、日常生活の情報活用能力などについて、「読解力」「数的思考力」「ITを活用した問題解決能力」の3つの能力に分けて初めて実施したものです。
その結果、韓国の「読解力」は、ほぼOECD平均点でしたが、「数的思考力」と「ITを活用した問題解決能力」ではOECDの平均点を下回っていることがわかりました。
しかし16歳から24歳までの若年層に限った場合、「ITを活用した問題解決能力」は平均得点で1位になるほか、「読解力」や「数的思考力」も上位に入っているということです。
この調査によって、韓国の成人の情報活用能力には世代間の格差が大きく、とくに中年以上の人たちに対する社会教育が行き届いていないことが浮き彫りになるかたちとなっています。