最大射程距離が300キロの地対艦弾道ミサイルを北韓が開発しているとの情報があり、韓国軍が確認作業を進めているもようです。
これは、韓国の大手日刊紙「朝鮮日報」が12日、軍関係者の話として伝えたものです。
それによりますと、この地対艦弾道ミサイルは、北韓がすでに保有するKN-02地対地弾道ミサイルを改良して、最大射程距離を300キロまで延ばしたものだということです。
北韓はすでに、射程160キロのKN-01、射程100キロのシルクワームなど地対艦巡航ミサイルを保有していますが、弾道ミサイルの場合、最大速度が音速の4~5倍にもなるため、迎撃が不可能なうえに、有事の際に大規模上陸作戦を展開するアメリカ軍にとっても脅威になるとみられます。
軍当局は、核やミサイル開発で北韓が密接な関係を維持するイランが、2011年に射程300キロの地対艦弾道ミサイルの実験に成功していて、韓国軍ではイランの開発したミサイルに注目しながら、確認作業を進めています。