原子炉や使用済み核燃料の再処理工場など、北韓には合わせて15の核関連施設があり、ほとんど寧辺(ヨンビョン)に集中していることがわかりました。
統一部が14日に開かれた国会の外交統一委員会に提出した資料によりますと、北韓の核関連施設は、2013年8月までに確認されものが合わせて15か所あるということです。
このうち、寧辺には、研究用の原子炉1基をはじめ、5MWと25~30MWの発電用原子炉がそれぞれ1基ずつあることが確認されています。
また、寧辺には、使用済み核燃料の再処理工場、ウラン濃縮施設、核燃料製造工場、核燃料貯蔵施設、同位元素生産研究所がそれぞれ一か所ずつあり、ほとんどの核関連施設が寧辺に集中しているということです。
また、寧辺以外では、寧辺から20キロ北西にある泰川郡に出力200MWの原子炉が1基、平壌の金日成総合大学に未臨界実験装置が一つあることも分かっています。
外交統一委員会では、統一部に対して、北韓の核関連施設に従事する職員数の確認を求めましたが、統一部は人数は確認できていないとしています。