温室効果ガス排出量の来年の削減目標について、韓国政府は、予想排出量の2.8%に相当する1700トンとすることを決めました。
これは、産業通商資源部、国土交通部、農林畜産食品部が22日、関連業界と協議して決めたものです。
それによりますと、温室効果ガス排出量の管理対象となっている企業560社の排出量は、来年6億600万トンと予想されていて、削減目標については、その2.8%に相当する1700トンとするということです。
これは、800メガワット級の火力発電所3基分の排出量に相当するもので、560の企業は、各社に割り当てられる許容排出量を守らなければならなくなります。
業種別の許容排出量を見ますと、発電、エネルギーが2億6000万トン、鉄鋼1億2000万トン、石油化学5000万トン、セメント4000万トン、精油2900万トンなどとなっています。
一方、来年の省エネ目標は、予想消費量の810万テラジュールのおよそ2.8%にあたる22万テラジュールに決まり、韓国の去年の原油輸入量の4%近いエネルギーが節約されることが期待されています。