医療機関へ出向くのが難しい高齢者や障害者、離島などの人々を対象に、韓国政府は、「遠隔医療行為」を承認することになりました。
これは、保健福祉部が29日に法律案を示して明らかにしたものです。
遠隔医療行為の対象となるのは、医療機関へ出向くのが難しい高齢者や障害者、それに、離島や僻地に住む人々などとなっています。
遠隔医療システムは、すでにアメリカや日本などでも一部導入されていて、医療の受けにくかった人々でも、高血圧や糖尿病など、長期にわたってケアが必要な患者の診療や治療に役立つものと期待されています。
これに対して、大韓医師協会では、患者と直接対面して診察する機会が奪われ、遠隔医療設備の整った大規模な病院に患者が集中するとして、強く反対しています。