北韓の核・ミサイル問題を話し合う、6か国協議の中国首席代表、武大偉韓半島問題特別代表は、29日、訪問先のアメリカで、「6か国協議の再開に自信を持っている」と語りました。
これは、アメリカを訪問中の武大偉特別代表がワシントンでアメリカ国務省のデービス対北韓政策特別代表と会談したあとの記者会見で述べたものです。
この中で、武大偉特別代表は、「6か国協議の再開と韓半島の非核化について真摯に意見を交わした。われわれは今後とも対話を続けていく」と述べ、「両国は共通分母を作るために努力しており、6か国協議の再開に自信を持っている」と強調しました。
一方、北韓のキム・ヒョンジュン外務次官が、29日に中国を訪問したもようです。
これについて、韓国の朝鮮日報は30日、中国の習近平国家主席が最近になって、周辺国との外交を強化するよう指示したことなどから、北韓の外務次官の中国訪問は、金正恩第1書記の中国訪問と関係があるのではないかとする見方を示しています。