北韓は、今年に入ってからも長距離ミサイルのエンジンの燃焼実験を繰り返しているほか、豊溪里(プンゲリ)の核実験場では、坑道周辺の整備作業が続いているようです。
これは国防部が5日、国会の情報委員会の審議の中で明らかにしたものです。
それによりますと、北韓は去年12月に人工衛星を打ち上げるとして、事実上の長距離ミサイルを発射し、その後もミサイルの研究開発を続けていて、今年に入ってからも北西部にある東倉里(トンチャンリ)のミサイル基地で、エンジンの燃焼実験を5回にわたって実施しているということです。
また、5月からは、東倉里のミサイル基地を拡張する工事を進めているほか、北東部の豊溪里の核実験場では、坑道周辺の整備作業を続けていて、いつでも核実験を実施することができる状態をになっていると見られています。
さらに、国防部では、北韓の兵力の配置についても触れ、南北の軍事境界線から100キロ以内の地域に兵力の70%、火力兵器の80%を集中的に配備していると指摘しています。