北韓がキング人権担当特使を招待すれば、アメリカは速やかに北韓に派遣する用意があるとの立場を表明し、北韓の出方に関心が寄せられています。
これは、アメリカ国務省が7日、北韓に抑留されている韓国系アメリカ人に関連して明らかにしたもので、人道的見地からこのアメリカ人を特別赦免して釈放するよう求めています。
これについて、韓国政府の関係者は、「キング特使は18日から2日間の日程で韓国を訪れることになっていて、期間中、北韓がキング特使を招待する可能性もある」としています。
北韓は、キング特使が8月末に韓国と中国、日本を相次いで訪問した際、北韓に招待していましたが、突如招待を撤回して実現しませんでした。
抑留中のアメリカ人は、去年11月に北韓で逮捕され、今年4月に敵対犯罪行為の罪で15年の労働教化刑を言い渡されたあと、8月から健康を損ねて、平壌市内の病院で治療を受けています。