世界との外交関係を強化する北韓は、スペインに大使館を設置する見通しとなりました。
これは、アメリカ政府系放送の「自由アジア放送」が7日に伝えたもので、スペイン外務省は、北韓から要請のあった大使館設置について、承認したということです。
これについて、スペインのメディアは、スペインが2015年から任期2年の国連安全保障理事会の非常任理事国への選出を目指していて、北韓の大使館設置の承認は、こうしたスペインの思惑と関係があると指摘しています。
一方、北韓は、2001年にスペインとの間で外交関係を樹立し、2年後にはスペインに大使館の設置を求めましたが、スペイン政府の消極的な対応で実現しておらず、先月末には、サッカーの幼・少年選手14人をスペインに留学させるなど、スペインとの交流に力を入れています。
北韓は2013年9月の時点で、大使館42か所、領事館3か所、代表部4か所、合わせて49か所に在外公館を設けています。