「子どもは父親の姓を名乗る」とする韓国の民法規定について、国民の62%が「不合理」であると考えていることがわかりました。
これは、韓国家庭法律相談所がおよそ7000人を対象に行ったアンケートで分かったものです。
それによりますと、「こどもは父親の姓を名乗る」とする民法の規定について、不合理と答えた人は、62%となっています。
これを性別に見てみますと、男性では47%、女性では73%が不合理と回答していて、女性では4人に3人が不合理と考えています。
また年齢別では、不合理だと答えた人の割合が10代でおよそ77%ともっとも高く、60代が34%ともっとも低くなっています。
また、子どもの姓の名乗り方については、「こどもが生まれた際、両親が協議して父親と母親の姓のうちいずれかを選択する」と答えた人がもっとも多くなっていました。
韓国の民法は、2005年の改正で、両親が婚姻届をする際に協議した場合、母親の姓を名乗ることもできるようになっています。