北韓は最近、ASEAN＝東南アジア諸国連合の国々との間で、頻繁に党、政府、軍レベルでの相互交流を行い、中国とロシアに続く第3の友好国づくりを進めているとの見方が示されました。
これは、韓国統一部の関係者が14日に明らかにしたものです。
それによりますと、北韓は、今年に入って、ASEAN諸国のうち、伝統的な友好国であるベトナム、ラオスとの間で、それぞれ5回交流を行ったほか、インドネシアと2回、ブルネイ2回、タイと1回、党や政府、それに軍レベルでの訪問などの交流を行っているということです。
これについて、統一部では、北韓としてはASEAN諸国を中国とロシアに続く第3の友好的な「後見勢力」にすることで、北韓に対する制裁への国際的な協調を阻止する狙いがあるものとみています。
また、統一部では、ASEAN諸国は、北韓と経済協力を進めながらも、同時に北韓に対して非核化と国連安保理決議の遵守を促す外交を展開していて、北韓が成果をあげるのは容易ではないとの見方を示しています。