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政治

朝鮮人700人 日本軍基地で戦時中蜂起か

Write: 2013-11-15 14:19:22Update: 2013-11-15 15:00:43

日本による植民地時代に日本の軍事的要衝の一つ、広島県呉市の海軍基地で、強制労働に反発した朝鮮人徴用者およそ700人が蜂起していたことが15日、韓国政府の調査で初めて確認されました。
これは、韓国政府の「対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者ら支援委員会」が15日、広島県呉市の海軍基地に徴用されていた故キム・ソングンさんの広島刑務所での受刑記録や遺族の証言などをもとに調査して、明らかにしたものです。
それによりますと、当時23歳だった金さんは1943年8月9日、別の朝鮮人徴用者を暴行した日本人の指導員に謝罪を要求したものの拒否され、朝鮮人徴用者およそ700人を集めて指導員寄宿舎に押しかけ、こん棒などで指導員3人に全治1か月の重傷を負わせたということです。
その後、金さんを含む29人は、就役拒否の首謀者として拘束され、金さんは1944年3月に日本海軍の軍法会議で暴行の罪で懲役4年、ほかの28人も懲役1~4年の刑を言い渡されたということです。
朝鮮人徴用者が日本軍の施設で蜂起したことが確認されたのは初めてです。
金さんは、海軍刑務所に収監されてから2か月足らずで肺結核のため仮釈放され、故郷の今の慶尚北道(キョンサンブクド)亀尾(クミ)市に戻りましたが、3日後に死去していて、遺族は、金さんが仮釈放時にひどく弱っていたとして、刑務所で拷問に苦しめられたものと主張しています。
支援委員会は、「この蜂起は700人を超える朝鮮人が徴用を拒否した闘争として歴史に記録すべきで、強制連行の被害者として認められた金さんを独立運動家とみなすべきだ」と話しています。 

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