ソウル江南(カンナム)の38階建てマンションの途中の階に、民間の小型ヘリコプターが衝突して墜落し、乗員2人が死亡しましたが、マンションの住人は無事でした。
16日午前9時前、ソウル市江南区三成(サムソン)洞のマンション「i―Park」102棟の23階と24階付近に、LG電子所有の小型ヘリコプターが激突し、そのまま地面に墜落しました。
この事故でヘリコプターの操縦士と副操縦士の2人が死亡しました。
マンションは上下8つの階の外壁や窓ガラスなどが壊れましたが、火事にもならず、住んでいた人は無事でした。
16日朝のソウルは、濃い霧に包まれて国内線の空の便が欠航しており、ソウル市消防局は、視界が悪い中で飛んでいて高層マンションが見えなかったものとみています。
このヘリコプターは、出張するLG電子の役員を乗せるため金浦空港から現場付近に向かっていました。
i―Parkは、46階をはじめとする3つの大型高層マンションが立ち並んでいます。
付近では、ロッテが地上100階を超える第2ロッテワールドを建設することになっていますが、この事故で不安の声があがっています。