西アフリカ沿岸水域における遠洋漁業に関連して、EU=ヨーロッパ連合の欧州委員会は26日、韓国の違法操業の取り締まりが不十分であるとして、韓国を予備違法漁業国に指定しました。
予備違法漁業国に指定されたのは、韓国やガーナなどで、違法操業を監視するための漁船の位置追跡装置を装着せず、違法漁業監視センターも稼動していないことから、欧州委員会では、韓国の遠洋漁船が西アフリカ沿岸水域で違法漁業をしていると判断しているということです。
違法漁業国に指定されるまでには1年の猶予期間がありますが、韓国海洋水産部の関係者は、今年に入ってから4回に渡って欧州委員会を訪問して改善に向けた取り組みを説明しているということで、実際に違法漁業国に指定されることはないだろうとしています。
違法漁業国に指定されますと、EUとの間で水産物の輸出入が全面的に禁止されます。