韓国では、福島原発の汚染水漏れをきっかけに、放射能汚染に対する懸念が拡大し、水産物の消費が落ち込んでいましたが、11月に回復に転じたことがわかりました。
流通大手のイーマートが、先月の水産物の売上を分析したところによりますと、イカは前の月に比べて24%、さわらは16%増加し、1年前と比べても、イカは5.3%、さわらは1.7%増えています。
また、主に南の済州島付近で獲れる太刀魚は、前の月に比べて5.5%、1年前に比べると31%も増えています。
韓国では、放射能汚染に対する懸念が広がって、水産物の消費が落ち込んで、漁業関係者に影響が出ていましたが、イーマートの関係者は、水産物全体の消費が11月に入って回復に転じたと話しています。