韓国南部の全羅南道(チョンラナムド)霊光(ヨングァン)にあるハンビッ原子力発電所3号機が変圧器に異常が見つかり、運転を停止しました。
韓国水力原子力によりますと、4日午前8時50分頃、ハンビッ原子力発電所3号機(発電容量100万キロワット)の送電経路の変圧器で異常が見つかり、運転を停止して詳しい原因を調べているということです。
韓国水力原子力では 変圧器の異常であり、原子炉そのもののトラブルではなく、安全性に問題はないとしています。
今回の運転停止により、韓国では23基の原発のうち、7基が故障または整備のために稼動を停止したことになります。
全国の電力需要は4日午前9時過ぎの時点で7000万キロワット余り、予備電力はおよそ750万キロワットで、電力需給は安定していますが、今後、寒さが強まるとともに暖房用の電力需要が増えることが予想され、電力不足になることも心配されています。