ソウルでは、ここ数日間、微小粒子状物質「PM2.5」による濃いスモッグに覆われ、5日午後4時から「PM2.5注意報」が発表されていましたが、6日午前0時に解除されました。
ソウルは、ここ数日、濃いスモッグに覆われ、市内を取り囲む山並みがほとんど見えなかったほか、ところによっては少し離れた高層ビルでさえもおぼろげにしか見えない状態になっていました。
ソウル市の観測によりますと、5日午後4時時点で、PM2.5の濃度が1立方メートル当たり93マイクログラムに達し、ソウル市では、85マイクログラム以上の状態が2時間以上を続いたとして、PM2.5の注意報を初めて発表し、呼吸器疾患を抱える人やお年寄りに屋外活動を控えるよう呼びかけていました。
しかし、PM2.5の濃度は次第に下がり始め、6日午前0時時点、47マイクログラムにまで下がったため、注意報はおよそ8時間ぶりに解除されました。
一方、中国上海のPM2.5の濃度は、6日午前0時の時点で437マイクログラムと、極めて高く、偏西風が強まって韓国に飛来すれば、ソウルでもPM2.5の濃度が再び上がるものとみられています。